蓮根の下ごしらえ



蓮根(れんこん)は、奈良時代初期に観賞用として中国より伝来しましたが、食用としての栽培は明治期以降からです。主成分のデンプンは、糖質なので体内でエネルギーとなって体を温めてくれます。また、豊富に含むデンプンの働きから熱に弱いビタミンCが加熱しても残るため、疲労回復などに効果があるとされています。さらに、鉄分の吸収を助けるビタミンB12や血液を作るビタミンB6も含まれているので、貧血防止や肝機能の働き助けてくれます。
余談ですが、穴が空いていることから先の見通しがきくと、縁起の良い食べ物とされています。

蓮根の下ごしらえ

蓮根はアクが強いので、サラダなどにする場合は、切ったそばから水か酢水にいれ、色が変わらないようにしましょう。(ただし、すぐに加熱調理する料理の場合はとくにアク抜きの作業は必要ありません。)また酢水に付けることで、しゃきしゃき感が出てきます。逆に、ヌメリや粘りを料理に生かしたい場合は酢水に浸けずに調理しましょう。アク抜きの時間は、薄切りで1分、1cm位の厚切で5分、ごろっとした乱切りだと5〜10分っくらいが目安です。

 多く含まれるでんぷん質は加熱すると粘りが出るので、すりおろして団子の素材にしたり、片栗粉と混ぜて焼くのもオススメです。

以上、蓮根の下ごしらえの仕方でした。

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