解凍の基本テクニック
せっかく上手に冷凍しても、解凍に失敗すると台なしです。肉は魚はできるだけ低温で時間をかけて解凍するのが理想ですが、急ぐときは悠長なことをいっていられません。低時間での解凍も、コツを掴めば美味しさを逃がしません。材料や調理法によっては、解凍せず凍ったまま調理するほうがよい場合もあります。
解凍の基本テクニックとしては主に下記の5つがあります。
- 自然解凍
- 電子レンジ解凍
- 流水解凍
- 茹で直して解凍
- 加熱解凍
自然解凍
電子レンジなどで加熱せず自然に解凍することを自然解凍といいます。室温に置く方法と、冷蔵庫やチルド室などに移して時間をかけて解凍する方法があります。後者の方は解凍に時間がかかりますが、真夏などは室温にうっかり放っておくと食材が傷むこともあるので、冷蔵庫で解凍するほうが衛生的です。

電子レンジ解凍
急いでいるときは電子レンジで解凍しましょう。食材によって加熱時間が異なりますが、短時間で解凍できます。肉や魚はドリップが出るので、耐熱皿にキッチンペーパーを敷いてからのせ、電子レンジ弱(200W前後の弱加熱/解凍モード)で加熱します。半解凍するときは、中まで火が通らないように様子を見ながら加熱しましょう。

流水解凍
流水解凍は電子レンジの代わりに、冷凍した食品を保存用ポリ袋に入れたまま流水(またはぬるま湯)にさらして解凍する方法です。自然解凍より早く解凍することができます。

もう一度茹でて解凍
ブランチングして冷凍した野菜は、凍ったままもう一度茹でて解凍してもOKです。ただし、茹で過ぎに注意しましょう。
※ブランチングとは?

加熱解凍
薄く小さくきった食材ですぐに火が通るものは、凍ったまま調理してもOKです。じっくり煮込む料理なら、大きめの肉や野菜でも凍ったまま入れます。

以上、解凍の基本テクでした。