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とうもろこしの基礎知識
古くから世界で食されているとうもろこし(玉蜀黍)。日本語では地方により様々な呼び名があり、トウキビまたはトーキビ(唐黍)、ナンバ、トウミギ、などと呼ぶ地域もあります。米、小麦とともに生産量が多く、「世界三大穀物」と呼ばれ、生産国は世界全域にわたりまさに「地球規模の穀物」といえます。日本での主産地は千葉、北海道、群馬などです。
おいしい時期
とうもろこしの本来の旬は7月〜8月ですが、最近はほぼ年間で回っており、朝採りを予冷して輸送したり北海道から空輸するなど、とれたてのおいしさが各地で味わえるようになりました。
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とうもろこしの選び方
選び方のポイントPOINT
- ヒゲにふさふさとしたボリュームがあり、茶褐色の物ほどよく熟している良品
- 皮が青々としてみずみずしい物を選ぶ(皮が白っぽく薄いものは鮮度が劣化している)
- 粒に隙間がなく先までギッシリと詰まっている物
- 粒がしっかりと脹らみ、ヘコミがない物を選ぶ(古い物は水分がとんでヘコミがでてくる)
- 軸の切り口がみずみずしく新鮮な物
- 軸が青いもの
穂先と切り口で鮮度チャック
とうもろこしは収穫直後から味が落ちはじめ、24時間経つと栄養価や甘みが半減すると言われるほど鮮度が重要。粒の状態で必ず鮮度をチェックします。劣化すると水分が蒸発するため、粒がペコッとヘコミます。そのようなヘコミのない粒がぎっしりと揃ったものが新鮮です。
緑鮮やかな皮付きを選ぶ
日持ちや風味を考えて、ぜひ皮付きを選びましょう。皮の緑が鮮やかでみずみずしい物が新鮮です。古くなると緑色が薄くなるので要注意ですよ。
ヒゲがふさふさで茶褐色のもの
鮮度の良さは、ヒゲのみずみずしさでも判断できます。また、ヒゲ1本が粒1個とつながっているので、ふさふさしている物は粒もぎっしりの良品。さらに茶褐色の物はよく熟した甘みの強いものと考えられます。
以上、とうもろこしの選び方でした。
オススメの逸品
ウッディーコーン
その名のとおり、実の中に茶色の粒が混じるのが特徴のとうもろこしです。粒がしっかりしており、他の品種と比べるとデンプンが多いため、焼きとうもろこしに最適の逸品。歯ごたえが良く焼いた後も粒がシワになりません。そのモチモチとした食感が魅力です。6月中旬〜9月中旬に出回るので、最高の焼きもろこしを召し上がってください。