キュウリ(胡瓜)は9〜10世紀後半ごろ中国から日本に伝わりましたが、本格的に作らるようになったのは江戸時代からです。栽培法には支柱仕立てと地這い仕立てがあり、気温によって異なります。
成分は殆どが水分で、ビタミンCやカロテン、カリウムなどを含んでいます。中でもカリウムは利尿作用があり、ムクミやダルさの解消、高血圧の防止に効果的です。ちなみに、「キュウリ」の呼称は、漢字で「木瓜」「黄瓜」と書いていたことに由来します。これは熟した実が黄色くなることからで、古い時代はこの熟した物を食べていました。なお、現代では「木瓜」はボケの花を指します。
おいしい時期
夏野菜の代表であるキュウリは、5月〜7月がおいしい時期。ただし、味も極端に落ちやすい時期なので新鮮なうちに食べるようにしましょう。
キュウリ(胡瓜)の選び方
選び方のポイントPOINT
- 表面のイボが尖っているものほど鮮度がいい
- 太さが均一のもの
- 両端にしなびが無いもの
- 緑色が濃く、ツヤとハリがあるもの
- 多少の曲りは鮮度や味には関係ない
太さが均一で、緑が濃いものを
キュウリ(胡瓜)は、緑色が濃くツヤがあり、先細りになっておらず、太さが均一なものを選ぶようにします。まっすぐな物がいいと言われますが、多少の曲りは鮮度や味にはさほど関係ありません。
イボは鮮度の目安
表面のイボが痛いぐらいに尖っているものほど鮮度が良い良品です(ただしイボがないタイプもあります)。また、鮮度が落ちてくると両端から水分が抜けていく為、端が柔らかくなってへこんでいるものや、萎びてきているものは避けましょう。
以上、キュウリの選び方でした。