アスパラガスはヨーロッパ南部や地中海沿岸産の多年草です。昔はホワイトアスパラと呼ばれる軟白栽培がほとんどでしたが、最近は軟白しないグリーンアスパラが好まれ多く出回っています。
アスパラガスはカロチンをはじめとするビタミン、ミネラルが豊富なことで有名です。そのため、アスパラガスには病気への抵抗力を高めたり、疲労回復、美肌などの効果があると言われています。
目次
おいしい時期
アスパラガスの旬は春〜初夏です。とくに5月のものは絶品です。グリーンアスパラの場合、国内の生産地は長野、福島、長崎。出回りは5〜8月が多く、10月〜冬の物は輸入品がほとんどです。
アスパラガスの選び方
選び方のポイントPOINT
- 穂先がピンとしていてしおれていない物。穂がしっかりとしてビッシリと詰まっている物
- 切り口がみずみずしく新鮮なもの
- しっかりとハリがあるものはスが入っていない
- 穂先の首の部分が痩せて細くなっているものは避ける
- 茎の太さが一定で真っ直ぐのものを選ぶ(鮮度が落ちると曲がってくるので注意)
- 全体のグリーンが鮮やかで、変色のないものが良い
穂先と切り口で鮮度チャック
アスパラガスは、穂先がピンとしていて穂がビッシリと詰まったものを選びましょう。鮮度が落ちると穂先が開いて萎れてきます。また、茎の切り口が丸くてみずみずしい物が新鮮です。切り口が乾いて繊維が目立ち、変色しているものは古い証拠です。
曲りは鮮度劣化から起こる
他の野菜と比べて、アスパラガスは呼吸量が多く茎の水分蒸発が激しいため、鮮度が落ちるのがとても早い野菜です。鮮度が劣化するにつれて、最初は真っ直ぐだった茎も穂先の下の首の部分からやせて、全体的に曲がってしまいます。茎が筋っぽくなり甘みが薄れ、味が落ちるのでこういうものは避けましょう。
鮮度の高い国産品を選ぶ
輸送による鮮度劣化を考えると、国産の近県物が良いでしょう。国産品の旬は5月〜6月です。
以上、アスパラガスの選び方でした。
オススメの逸品
5月のイタリア産ホワイトアスパラガス
イタリア北部にあるヴェネト州では、16世紀からホワイトアスパラガスの栽培を行い、当時から一大名産地として知られていました。現在も、品評会や収穫祭を開くなど、アスパラ好きにとっては聖地のような場所です。長年培われてきた栽培技術の高さと、非常に恵まれた気候が、甘味と旨味たっぷりのホワイトアスパラを作り出します。旬は5月。この短い1ヶ月間に日本で出回るイタリア産で本場最高の美味しさをお楽しみください。