茗荷(ミョウガ)は東南アジア原産とされ、本州から沖縄まで日本各地に自生する香味植物です。野菜として栽培しているのは日本だけで、主に食用している部分は花穂になります。ミョウガの香りはアルファピネンという成分で、食欲増進、血行促進、発汗作用といった効果があります。ちなみに、「ミョウガを食べると物忘れがひどくなる」いう俗説はありますが、栄養学的には否定されており、逆に香り成分に集中力を増す効果があることが明らかになっています。
おいしい時期
ミョウガは夏が旬で、6〜7月の夏ミョウガは小ぶり。8月〜10月の秋ミョウガはふっくらと大きく色鮮やかです。
ミョウガの選び方
選び方のポイントPOINT
- 全体的にふっくらと丸みとハリがあり、身が締まっているもの
- ツヤがあり全体にすこしピンクがかっているもの
- 切り口先端部分がみずみずしいもの(葉、茎の先端が黒ずんでいるものは注意)
- 茎部分が青みがかっているもの
ハリと身の締り具合を確認する
ミョウガは、スーパーなどではパック入りで売られていますが、小ぶりで蕾(つぼみ)がかたく締まっており、丸みがありズングリとしまっているものを選びましょう。表面にツヤがあり、少しピンクがかっているものが良品です。
鮮度劣化から黒ずんでくる
花が咲いていたり、全体的に黒ずんだもの、軸の白い部分が茶色っぽいもの、触ると柔らかいものは痛んできている証拠です。購入時に避けるようにしましょう。
以上、ミョウガの選び方でした。