ピーマンの選び方



ピーマン

唐辛子を品種改良し、食べやすくしたのがピーマンです。緑色のピーマンは未熟なうちに収穫したもので、完熟すると赤くなります。原産は中南米で日本には16世紀ごろに伝わりましたが広く栽培さるようになったのは第二次世界大戦後です。ちなみにピーマンという名前は、フランス語で唐辛子を意味する「ピマン」が語源です。英語では「Green pepper」といいます。

おいしい時期

ピーマンは全国的に作られ、また、冬でも宮崎や高知などでハウス栽培されたものが安定して出荷されるため、市場には通年出回っていますが、露地物の旬は夏です。とくに7〜8月は安くておいしい時期です。

ピーマンの選び方

選び方のポイントPOINT

  • 皮がフカフカせず、しっかりしたハリを持ち肉厚の物が良い
  • 皮のグリーンが鮮やかでツヤがある物
  • 茶色など変色したり傷や斑点のあるものは避ける
  • ヘタがピンとしていて色鮮やかで軽く押して弾力がある物
  • 切り口が白くてみずみずしい物が新鮮
  • 形に関係なく同じ大きさなら重い方を選ぶ

ヘタの刺と切り口の鮮度が最重要!

ピーマンは鮮度と美味しさが直結しています。収穫から店頭に並ぶまでの時間を考えて、近県の朝採りの物を選びましょう。鮮度の判断はヘタと切り口を見ます。ヘタの緑が鮮やかで軽く弾力があり、切り口が白くてみずみずしい物が新鮮です。鮮度が落ちると切り口から水分が蒸発して、フカフカと軽くなります。また、鮮度が落ちると苦味が出たり、中の種から腐り始めるので注意が必要です。

春のピーマンもじつはおいしい

ピーマンの本来の旬は夏ですが、春に出回るピーマンの方がおいしい場合があります。天候に左右されますが、栽培日数が15〜20日の夏に比べ、春は20〜25日をへて育成するため、その熟すまでの時間が味に現れるためです。これはトマトについても同様のことが言えます。

以上、ピーマンの選び方でした。

オススメの逸品

カリフォルニアワンダー

店頭ではパプリカとして販売される場合が多いカリフォルニアワンダー。1個の重さが約80グラムにも達し、肉厚の大型ピーマンの代表品種です。普通のピーマンに比べ、ピーマン臭さが少なく、甘みが強いのが特徴です。その肉厚を生かしたサラダや肉詰め料理に最適です。おもな産地は高知、茨木、宮崎など。春〜秋に出回りますが、旬の夏場6月〜8月がオススメ。大型ですので熟成にじっくり時間をかけて夏の日差しを浴びた物は、みずみずしい甘みたっぷりです。

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